西暦2000年を間近に控え,今まさにインターネットビジネスが大爆発しそうな予感があります.長い間,人間はお互いの顔を見ながらビジネスを進めてきました.確かに電話やファックスの発明は空間の壁を越えたビジネスを可能とし,またテレビで繰り返し流されるコマーシャルは商品の取扱量を飛躍的に拡大しましたが,基本的なビジネス手法はそれほど変わらなかったように思われます.しかし,インターネットというインフラストラクチャはビジネスのやり方を根本的に変えてしまう力があります.我々は数百年に一度の歴史の転換点にさしかかっているのかもしれません.
今回のサイバースペースシンポジウムでは,物理世界から仮想社会へ進出する人間の経済活動を中心テーマとして取り上げます.新世界にはまばゆいばかりのチャンスが転がっていますが,今まで経験したこともない危険が一杯かもしれません.「備えあれば憂いなし」,「百聞は一見にしかず」.現役の経営者,ビジネスマン,研究者,技術者に限らず21世紀を支える学生など多くの方の参加を期待しています.
名称:サイバースペースと仮想都市研究会シンポジウム
テーマ:「インターネットビジネス最前線」
主催:日本バーチャルリアリティ学会 サイバースペースと仮想都市研究会
日時:1999年12月3日(金曜日) 10:00〜17:15
場所:三菱電機情報技術総合研究所(神奈川県鎌倉市,最寄駅はJR大船)
午前の部 座長 岡田謙一(慶大)
10:00〜11:00 「So-netの事業展開について」
山本泉二(ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社、代表取締役社長)
11:00〜12:00 「@nifty1,000万人計画について」山川 隆(ニフティ株式会社、常務取締役)
(12:00〜13:00 昼食)
午後前半の部 座長 石橋 聡(NTT)
13:00〜14:00 「広告ビジネスから見たインターネット」
林 健二(NTTアド、マルチメディア推進局部長 林 健二)
14:00〜15:00 「インターネット証券取引の現状と展望」 大崎貞和(野村総研)
(15:00〜15:15 休憩)
午後後半の部 座長 山崎晴明(山梨大学)
15:15〜16:15 「インターネットを用いた情報流通プラットホーム戦略」
篠原卓三(東日本電信電話株式会社法人営業本部
マルチメディア推進部情報流通プラットホームPG部長)
16:15〜17:15 「次世代インターネットの展望」 松下 温(慶大,研究会委員長)
参加申込: 氏名,所属,連絡先(電話番号,ファクス番号,電子メールアドレス)を明記の上、
清末(Tel.(0468)59-3113,Fax(0468)55-1735,電子メール:kiyosue(at)nttvdt.hil.ntt.co.jp)
までお申し込み下さい。できるだけ電子メールでお願い致します。ご確認の返事を差し上げます。
参加費: 研究会登録会員10,000円、非会員12,000円、学生5,000円
振込先: (銀行名)三和銀行本郷支店、(口座番号)普通口座5003319、
(名義人)VR学会仮想都市研究会
以上